オオクワガタ採集冬季初戦

いよいよ冬の季節ですね。
本日もブラックダイヤ💎を求めて聖地へと向かいました。お目当てはもちろん新成虫♂です。
今回は新規ポイントがメインになる為、コンビニ・ガソリンスタンド等一切寄り道をせず事前に用を済ませ少しでも採集時間を延ばす作戦で挑みました。

第1ポイント。
10数年前に父が夏場にオオクワガタ♀を採集した地域です。正直かなりの有名地で採集圧が非常に高くずっとポイントから外していました。期待はしていませんが、昔でも記録があるので可能性をかけて深い山へ⛰細い小道を進んで山を登り降りします。
この一帯も台場クヌギが多く、雰囲気は悪くなさそうです。
また所々に削った跡があります。
しかも枯葉の上に削りかすがあります。
つまり最近何者かが入っているということです。
この辺りはクヌギ、コナラのみで冬場は葉が落ちる落葉広葉樹林です。葉が落ちるのは秋頃から。
過去の物であれば削りかすが葉に埋もれて隠れるはずですが葉の上に削りかすがあるということはそういうことです。
やはり採集圧が高いみたいですね。
目的地はさらに奥地でまだまだ先です。
道中日当たりの良い場所にコナラの切り株がありました。取り敢えずクワガタがいるか確認をします。白枯れの乾燥したやや硬めの上質の材です。これならオオクワガタに適しています。上部から少し削ると細身の食痕がいくつかあります。
頭の色が薄く、頭幅が小さい、大顎も大きく曲がり、アーチがはっきりしない。コクワガタの特徴です。今度は裏に回って根元付近をやってみました。
するとオレンジ色の濃い食跡が出てきました。
これは中々大きい。オオクワガタなら3令初期。
中々出てこないと思ったらポカリと穴が空いており、ノコギリクワガタ♂がいらっしゃいました。
取り敢えずOKです。クワガタが出てくるだけマシです。中には幼虫すら出てこない場所もありますので。
さらに奥へ。山を降り、沢?的な場所を登っていきます。少し標高が気になりますが、まだまだ台場クヌギが点在していますので可能性はあります。
少しずつ植生が変化し始めましたが、エノキが増えてきました。エノキの枝折れがないか必死に探します。とうとう枝折れを発見。
キノコがまとわりつき🍄かなり良さそうな材です。
ここに入らないのであればオオクワガタの生息は厳しいでしょう。早速手を付けます。
やや硬い材ではありますが、しっかりと削れます。
かなり期待していましたが、食痕が一切ありません。非常に残念です。
せっかくなので奥地まで進みました。
奥地の右は極細のコナラ林、左はアカマツとオオクワガタ住む環境からはほど遠いです。
しかし良い勉強になりました。
第2ポイント
結局新規ポイントではなく既存地域に向かってしまいました。取り敢えずエノキの枝折れ材をちょこっとだけやってそれから新規ポイントへ向かうことにします。
いきなりずぶとい食痕が。
これはオオクワガタのもので間違いないです。
慎重に進めて行きます。お尻が見えました。
取り出します。え?これは大きくないか?
今まで出した幼虫とは比べものにならないくらい頭が大きくく、体重もありそうです。
頭幅が驚異の11.5mm❗️❗️
これは70UPが期待出来そうです。
かなりのイケメンでした😍😍


満足したので今度は新規ポイントへ。
この時点でボウズは回避されましたが、所詮既存ポイントで採集したに過ぎません。それでは何ひとつ進化していませんから。新規開拓してブラックダイヤ💎を手にするのが本物のハンターです。
自分はまだアマチュアですが…
気を取り直して第3ポイントへ。
この地域はあまり名を聞かないです。
個体数は限りなく少ないと思います。しかしそんなことは気にしません。ただとるのみです。
山の入り口には台場クヌギがお出迎えです。
斜面には倒木がぼちぼちあり、太めの台場クヌギが2本倒れています。山を進みますが、ひたすらアカマツが続いています。だからと言って簡単に引き返してはいけません。何処かのタイミングで必ず植生が変わるはずです。そこまで行かなければこの山に入ったことになりません。山は広いですからごく一部のエリアを回っただけでは判断が出来ないのです。自分はGoogle大先生を見て植生が変わりそうな場所へと移動します。アカマツ帯を何度も登り降りしてようやくコナラへと変化していきました。
ここで勝負です。
コナラの倒木はそこらじゅうにありますが、どれも腕よりひと回り太い程度…
いくら上質な材があっても細身の材にはコクワガタしかおりません。
諦めてさらに山を登ります。するとやや太めのコナラが増えてきました。
勝負はここからのようです。
下記の写真のようなコナラの切り株が点々とあります。このような切り株には多くのクワガタが密集して混在しています。オオクワガタ、アカアシクワガタ 、ノコギリクワガタ、コクワガタなど。
余程大きな幼虫でない限り、判別は難しいです。今思うと初めの頃はコクワガタと認識してオオクワガタを普通に山に戻していました。
今は2令初期以上なら判別は何とか出来るようになったのでまだ良いですが。
さて早速手を付けます。
いきなりクワガタ?らしき死骸が出てきました。
よく見るとこれは……オオクワガタ♀のようです。
これは大きな成果です。
かなり薄いことは予想されますが、この一帯には僅かながらに生息しているみたいです。
おそらく産卵して力尽きたのではなく、食痕らしきものも多少あったことから脱出出来ず力尽きたみたいです。
しかし時間も時間なので戻ることにしました。
当然戻る時も諦めていません。
来た道は通らずに目を覚醒させて必死に材を探します。ありました。
小さめの台場クヌギの倒木と切り株が。望みをかけまずは切り株から材を探ります。
完璧な材です。しかし食痕すらない……
倒木の方は相棒に任せていくつか食痕が出ているようです。2令幼虫が数頭出てきました。
判別をしていくとコクワガタに紛れて1頭明らかに怪しい幼虫が居ました。
圧倒的頭幅の大きさ、大顎が太く赤味が深い、そしてハッキリとあるアーチ。
これに当てはまるものはオオクワガタ?。
100%言い切ることはできませんが…
次回以降もこの地域に探りを入れてブラックダイヤ💎を獲得したいと考えています。
今日は良い日でした😊 
そして6連勝達成です。
以上




昆虫記

bayashiの昆虫記になります。 クワガタメインの採集屋。最近はブラックダイヤを求めて活動しております。 宜しくお願いします🤲

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